電車のなかで2010/02/12

色とりどりのチューリップ

若い時は電車の中は読書時間だったが、今は目が疲れるから、うたた寝したり、周囲をなんとなく眺めて過ごす。
じろじろ観察してる気は毛頭ないけれど、引き籠って世間に疎くなった私には新鮮だったり、驚いたりすることがまま有ってベンキョウになる。

若い世代の服装や髪形は何時見ても楽しい!  バッグも今こんなの流行ってるんだぁ。
車内のお化粧は批判の的だ。 確かにたしなみに欠けるかもしれないが、私は興味もって見てしまう。 
仕上がっていく過程は オオ~ 結構面倒なことを丁寧にやってるんだ。 確かに効果あるよね。  でもガタンと揺れたときに眼を突かないかしらと余計な心配をしてしまう。
甲高いお喋りのほうがよっぽど迷惑だ。

迷惑で思い出したが先日比較的すいてた車内で見かけた光景。
きちんと背広、ネクタイ姿の30歳前後の男性がガムを取り出して破った包装の破片を握った手を後ろにやった。 ズボンのポケットに入れたのだろう。 ガムを剥いた紙もサッと後ろへ。
真ん前だからいやでも眼に入る。  ポケットに入れたのかな、それとも?
2駅ほどして男性はサッと立って降りて行った。 座席には白い破片が2個残されていた。
思わず 「お忘れ物ですよ」 と声かけそうになって慌てて飲み込んだ。

席に空き缶やゴミがあると入った時にとても厭な気分になるが捨てるところを見たのは初めてだった。
身ぎれいにして、清潔にしているからゴミは身につけたくないのだろうか。
ナサケナイよ。

昔、「小さな親切」という言葉が流行ったことが有る。
それに倣って、今厳しい情勢のなかで、せめて小さなマナーで気持良く暮らせればと思う。
私自身が「チーマナ」を心がけよう。